2019年07月06日

若い頃の都はるみ

■■ 2019年7月6日 土曜日 午前9時56分
 
 今朝は曇っており、しかも肌寒い。この時期、この低さはなんだろう。しかし、梅雨が明けるまではホームゴタツが必要というようなことを以前からいっていたので、それに該当するのだろう。涼しいといってもそれを使うほどでもないが、いつでもスイッチが入るようになっている。ただしホームゴタツは故障し、櫓だけはある。テーブルもあるしシートのようなものを被せているので、見た目はホームゴタツだが、中に電気毛布を仕込んでいるだけ。この電気毛布、まだ外していない。電源を入れなくても足巻きにはなるが、最近は暑苦しくて、足は突っ込んでいないが。
 それで今朝は寒いので、冬物のネルシャツを着る。これはチェック柄ではなく、少し分厚い。裏地があり、表地とは違う。これで二枚重ねというわけではないが、裏地はギザッとしたものが仕込まれており、表地は少しだけ毛羽立ち、いかにもネルシャツ。これが暖かくていい。
 ついこの間まで着ていたのだが、暑苦しくなり、仕舞っていたのだが。
 ペラッとしたカッターシャツではやはり寒く、その上に何か羽織らないといけないほど。それで、今朝は羽織らないで、しっかりとした冬物の分厚いカッターシャツを着ている。この暖がいい。
 雨が降りかけだが、天気予報では曇りマークが続いている。傘マークは朝までで、その朝は過ぎているが、雨は降っていなかった。予報では雨が上がって曇りになるはずだが、逆にこれから雨になりそうな空模様。降らなかった雨が遅れているのだろう。それにしてはむしっとした降る前の感じがない。これが結構暑苦しい。所謂蒸し暑いとなるのだが、それがなく、単にひんやりとしている。天気は分からない。
 気が付けば六月を越えてしまっていたのだが、夏至を忘れていた。一年で一番日が長い日だ。これが六月の末近くにある。中旬から下旬にかけての頃だろうか。それを越えたので、いよいよ本番の真夏を迎えるのだが、日は短くなり出しているはず。まだ実感はないが、昼が短くなり出している。まあ、これまで長すぎたのだ。半々になるのは彼岸頃だろうか。秋の入口あたり。だから日だけを見ていると、下っていく。
 夕方が遅くなり、まだ明るいのが今頃だが、それが徐々に夕方が早くなり、暗くなるのが早くなる。勢いのいい真夏に向かっているはずなのに。
 まあ夏を6月7月8月と見れば、7月は夏の中頃。だから夏もそこまで深く入っているのだ。来月一ヶ月で夏は終わるのだから、夏のピークが過ぎたあたりから冬へ向かう。ただ、気温だけは高い目だが、これはピークの七月中頃だろうか。八月も当然暑いが、その中頃過ぎのお盆頃は秋の気配がし始め、勢いが弱まる。
 だから夏を楽しむのなら六月あたりから。ただ六月から七月にかけては梅雨で雨が多いので、夏らしくないが。
 梅雨明けからの夏後半が意外と短い。炎天下とか、猛暑とか言われるのはその頃だが、意外と短かったりする。
 
若い頃の都はるみ
 ネット上にある都はるみの歌は大概聞いてしまったのだが、かなりの数がある。それらはリアルタイムで聞いたものは少ない。テレビでよく歌っていた曲ばかりのためだろう。
 デビュー曲も知らなかった。そこそこ売れたらしいが、ヒット曲ではないので、テレビで見ることもなかったはず。「困るのことよ」だったと思うが、何か漫画の赤塚不二夫のセリフのようだ。この曲の映像は新宿コマでの引退コンサートに入っている。当然当時の歌い方とは全く違う。
 ネット上に音だけがあり、当時の声が聞ける。この当時のことが書かれた本によると、畠山みどりに近いらしい。畠山みどりの曲は都はるみの恩師も作曲しているので、どちらかというと、畠山みどりの跡継ぎのような、そんな感じだったのかもしれない。当然唸りが入っているが、この当時十代半ば、だから若い娘と言うより子供のようなもの。当時はアイドルという概念はなかった。昔からあったとすれば、美空ひばりなどもそうだろう。
 畠山に近い浪曲風な歌い出しだが、これが少女が歌っているところがいい。そして意外と現代風、今風。次の十円ぽっちがどうのという歌も、当時の今風な娘風。流行歌なので、世相を反映したような、その時代の今どきの人的な感じだろうか。
 このあたり、まだ都はるみではない。背景が都会で現代劇のためだろう。都はるみが都はるみになるのは伊豆大島。そして着物姿で作業をするアンコを歌ったもの。肉体労働者もアンコというが、伊豆大島では若い娘とか、姉さんという意味だろうか。年を取った女という意味での姉さんではなく、子供から見ればお姉さんという程度だろうか。まあ、全員が若い娘ではないだろうが。
 絣の着物。ここでやっとその後の着物姿の都はるみと合致する。「あんこ椿は恋の花」の逸話は何度か書いたので、ここでは省略。
 あんこ椿のアンコというところで、かなり気張っている。要するに唸っているということだろうが、唸った後の返しの高音が綺麗だ。だから浪曲のようにずっと唸りっぱなしではないが、随所随所で力んだ声を出す程度。
 若い娘と気張ったような唸り声。この組み合わせがよかったのだろう。可愛い顔をして、あんな凄い声を出す。決して唸って歌うような曲ではない。
 しかし、初期の曲でもいうほど唸っていない。うなり節で有名になったというのだが、決して唸り散らしていない。逆に優しい声や、綺麗な高音などが目立つほど。唸るから目立つのかもしれないが、この唸りという伝家の宝刀が効くのだ。
 当然反則すれすれなので、個またキワモノのように思われたのかNHKの審査に通らなかったことはよく知られている。レコード大賞新人賞を取りながら、また街中でもよく流れていたのにもかかわらず、紅白には出られなかった。
 余談だが、紅白であんこ椿を歌うのは引退してからの一時復帰での特別ゲストで呼ばれたときまで待たないといけない。
 唸り解禁どころか、司会者まで唸って曲名紹介するのだから、これがお詫びの印かもしれない。そして三番までのフルコーラス。これも何度も書いたので、省略。
 このあんこ椿から二十歳中頃までが初期の都はるみだろうか。一番都はるみらしい歌声だ。
 都はるみの全曲は一気に聞いたとすれば、やはりこの時期までが都はるみらしさが一番出ており、人気が出て、ファンも増えた時期だろう。この初期の頃の歌で都はるみを決定付けたと言ってもいい。
 また、その初期の頃に吹き込んだコピー曲は膨大。そして、都はるみの元気さを一番表しているのは音頭ものだろうか。ようするにニギニギしい声とテンポで、人々を調子づける威勢良さ。調子が良いといえばそれまでだが。
「アラ見てたのね」も音頭風。だろう。これはどう聞いても音頭だ。
「男が惚れなきゃ女じゃないよ」だったと思うが、これは現代娘風。時代の先端のようなもの。この歌は唸りが入る。それで紅白でも歌っているので、もう唸ってもよくなったのだろう。
 その裏面が裏町ギター仁義だろうか。これもタイトルはうろ覚え。要するに演歌っぽい世界を同時に歌っている。
「好きになった人」や「はるみの三度笠」あたりは絶好調で、デビュー曲だけがヒットして終わる歌手ではなく、三枚目でやっと売れ、そのあと、次々にヒット曲を出し続けた。そして一時引退まで毎年紅白に出続けた。
 一時引退近くの三十過ぎあたりではもうNHKの歌謡番組ではエースだった。つまりそれ以上のベテランが出ていれば別だが、出演者のトップであり、センターを取っていた。当然最後に歌うのは都はるみ。
 北の宿がヒットする以前の二十歳中頃、もう都はるみは完成していた。
 初期の都はるみの曲は荒々しいものや、一曲だけで終わった実験的なものや、失敗したのもあるようだが、今聞いてみると、色々なことをやっていたのが分かる。それもベテランになる前に既にやっているのだ。
 アロハなどもある。まだ声がよく出ていたので、あのハワイを舞台にした、アロハウェイを見事に歌い上げる。また、コピー曲だが「憧れのハワイ航路」なども調子が良い。さらに「ラバウル小唄」になると絶好調。
 当然、初期の初期、紅白に出るため、唸らないで歌った「涙の連絡船」などの切なく情緒的な路線も同時に歌い続けている。
 その中で、「さよなら列車」などは都はるみらしい。悲しい別れの歌。ホームでの別れなのだが、テンポがよいので、悲しいというより、軽快で楽しかったりする。これはそのまま「好きになった人」に繋がる。
 そして初期の曲で忘れてはならないのは「さすらい小鳩」これはリアルタイムで聞いた記憶があるので、特にそう思うのだが、牧歌的な世界。まるで童謡。
 そして大作というか、もの凄い前奏で始まる「よさこいカゴメ」これほど力強い歌があるだろうかと思うほど、威勢がいいし、どすもきいている。唸りと巻き舌の怒濤攻撃だ。
 こういう初期の歌は何作か松竹で映画化され、映画館の大音響と大画面で、凄い迫力だったはず。
 都はるみも映画ではまだ少女。しかし、メイクがいいのか、非常に可愛いし、綺麗だ。これも断片的だが動画にある。
 また、中田ダイマルラケットのスチャラカ社員という喜劇映画にも出ており、「さよなら列車」を歌っている。新藤恵美などが出ている。ストーリーは分からないが、偽物の都はるみを仕立てて、テープを流して口パクさせているのだが、テープが切れている。しかし歌声は途切れない。それで、本物が来て歌っていたという展開だが、その舞台は都はるみショーだろうか。当時の地方でのコンサートを思わせる。歌いながら愛想がいい。哀しい歌なのに、仕草が明るい。これは松山恵子から来ているのかもしれない。
 畠山みどり、松山恵子、こまどり姉妹、このあたりの系譜を引いているのだ。
 そう思ってみていると、初紅白での姿は、「一人こまどり姉妹」のようにも見えたりする。
 少し思い付いたのだが、戸川純などと同じ系譜なのかもしれない。歌い出すと憑依したような、巫女系なのだ。
 
 
posted by 川崎ゆきお at 11:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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